物価とは

物価とはなんだろう?

我々が普段何気なく使用している”物価”という言葉ですが、その内容を正確に理解できている人は意外と少ないかもしれません。

物価そのものが表す意味としては、様々な商品やサービスなどの価格を総合的に表す数値ということになりますが、もっと具体的に経済状態を把握する指数として物価を利用する場合には、その国で1年間生活をするために必要な商品、サービス等の価格の合計したもの、という意味合いもあります。

一般的に、物価の高低を判断する際に利用されるのは、その物価の変動を指数として表現した”物価指数”と呼ばれる数値です。

よくニュースなどで「消費者物価指数」という言葉を耳にすると思いますが、これも物価の変動を表す指数の一つです。

通常、こうした指数を計算する際には基準となる物価が必要となるため、多くはある特定の年次における同等の商品、サービスの価格を基準と定めてその年次を「基準年」とし、現在の商品、サービスの価格が基準年と比較してどの程度変動しているかを計算して物価指数として算出します。

この基準年の決め方には様々な方法がありますが、現在、消費者物価指数、企業物価指数など我々が日常的に利用する物価指数の計算に使われているのはラスパイレス指数と言われるものです。

企業物価指数と物価の関係

ラスパイレス指数における物価指数の計算方法の詳細については省略しますが、その特徴としては他の計算方法よりも速報性が高く、今現在の物価指数を表現できることから、消費者物価指数、企業物価指数など情報の新鮮さが必要な指数にはこのラスパイレス指数が利用されています。

前述した通り、我々が日常的に耳にする物価指数には「企業物価指数」と「消費者物価指数」があります。

企業間で取引される商品、サービスか、消費者(一般家庭)で購買される商品、サービスかの違いはありますが、どちらも対象者(企業or消費者)が1年間(もしくは現在まで)で購入したものの価格が基準となる年次と比較してどれだけ高く/安くなっているかを示すものです。

企業物価指数には国内企業物価指数、輸出物価指数、輸入物価指数があり、消費者物価指数には600品目の小売価格の変動を示す総合指数、そこから生鮮食品を除いたコアCPI、コアCPIからからにエネルギーを除いたコアコアCPIがあります。

生鮮食品は天候等で不作になることも多く、経済状態とは関係ない条件で大きく価格が変わる可能性があることと、エネルギー価格はしばしばエネルギー産出国の思惑や海外資本の影響で価格が大きく変動するため、純粋な物価指数としてはコアコアCPIを用いるのが相応しいと考える人が多いようです。

実際、海外ではこのコアコアCPIのことを”コアCPI”と定義しているので、日本と日本以外の国の物価指数の扱いの違いには注意が必要です。

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